引きこもりだったAさん

自宅からまちへ~ひとと一緒に暮らす生活を取り戻す~

発病してから入退院を繰り返す中で、すっかり自信と意欲を失っていたAさん。ずっと引きこもっていたので、人とのかかわり方もわからなくなっていました。身の回りのこともご高齢のご両親にお任せする毎日で、病状もどうしても不安定になりがちでした。このままではいけないと思いつつも、腰が上がらない毎日。でも、ある日、一念発起して、のぞみ工作所の生活訓練の利用を始めました。
最初の目標は日課のある生活を取り戻すこと。「行くべき時間」に、「行くべき場所に行って」、「するべきことをする」。のぞみ工作所を使ってそんな毎日を取り戻しました。それが当たり前にできるようになると、自然に身の回りで「自分でできること」が増えていきました。そして、気が付くと、仲間と過ごす毎日や、できないと思っていたことができるようになる日々が楽しくなっていかれました。
最初は何を始めるにも不安いっぱいだったAさん。でも、スタッフや仲間たちと一緒に、不安を一つずつ乗り越える中でどんどん自信をつけていかれました。その不安を自信に変える繰り返しの中で、「無理だと思っていたことが、できるようになる」、「想像もしなかったことが、現実的な目標に変わる」という日々を体験されたようです。今では、自宅を出て、ひとと一緒に過ごすことがすっかりと自然になったAさん。のぞみ工作所の生活訓練を卒業されてからは、吹田市内の福祉事業所を拠点に、人と一緒にまちの中で立派に活動をされています。